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zoom RSS 「60’sエレジー」観劇 劇団チョコレートケーキ

<<   作成日時 : 2017/05/14 19:34   >>

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5月11日 19時〜2時間15分休憩なし
サンモールスタジオ


脚本 古川 健
演出 日澤雄介

舞台美術 鎌田朋子 照明 朝日一真(A’s light) 
音響 佐久間修一  音楽 加藤史崇


浅井伸治 岡本 篤 西尾友樹

林 竜三 日比野線(FunIQ/劇団半開き)
足立 英 浦田大地(ナナイロスペース) 栗原孝順
佐藤みゆき

声の出演 高橋長英

画像



とにかく昨年観た「治天ノ君」がすごくて、どうしても観たかった劇団チョコレートケーキ。
役者さんのオーディション情報が出ていたので、この時期に公演があるということは早くから把握していましたので、遠征計画が立てやすくて助かりました。

ネタバレネタバレネタバレ

足立 英さん。そうかぁ、彼がオーディションに通った金の卵かぁ。
まっすぐに社長(西尾さん)の目を刺しつらぬく眼差しが、おかみさん(佐藤さん)の目を避けるように伏せられた瞼があまりにもナイーブで。ああ、こういう青年が安保に走ったのだなと。彼の最期は分かっているわけだけど、なぜその道を選んだんだ、って客席から叱責したくなる、架空の人物に向かって。

父は行かせることを是とし、母は共にありたいと思った。
もちろん本当の親ではないけれど、情が湧く、情で動く。人としては、少なくとも彼らにとっては当たり前のことだった。

蚊帳を知らない人も多いだろうし、東京オリンピックはこれから開催されるもの、と思っている人も多いと思う。反面、あの釣られた蚊帳の上にダイブして、こっぴどく叱られた経験のある坊主だって、観客席にはいたと思う。世代によって、受け取る部分が違うのだろうなと思う。
エレジー、哀歌。
それはノスタルジーなのか。

それにしても、劇場でお見かけした作者や演出家はまだお若い方だった(お若く見えるだけ?)。
職人さんがうつ柏手の打ち方に虚を突かれ、丸いちゃぶ台にお土産のバナナ(当時高級品だったんです)。社長の弟の人生などは私の叔父がモデルかと思うような多数の類似点があり、本当にびっくりした。
あの時代、高度経済成長期(嫌な言葉だ)、少なくとも高校を出ていれば、全国を駆け回って仕事があり、家庭を持ち、家を建てることだってできた。

あの若い作家や演出家が、どれほど勉強し、取材したのかと思う。
小さなことがとってもリアルなのだ。
そのおかげで物語に真実味が増して行く。代々の職人一家が時代の波の飲み込まれれて行く様子を、私たちは固唾を飲んで見守るしかない。

まあ、天皇一家を描いた演劇人ですから、わけないか・・・(笑)。

前回は赤い絨毯の向こうに思想を描き、今回は小さな茶の間に時代を描き切った。やっぱりすごい。

ラストシーン、もう泣かせないでください。
今思い出しても鼻の奥がツーンとしてくる。
でも、ケータイがなかったからこそあの爆発的な感動に家族みんなが浸れたと思うと、時代の進化って何、と思ってしまう。


団員客演、出演者の皆さんは粒ぞろい。
弟を演じた岡本さんは風琴でもおなじみですが、客席にお尻を向けてゴロンとなる場面が、意味もなく好き。
新人さんも、劇チョコのお眼鏡にかなった青年だし。
職人を演じた林 竜三さんがとっても良かったです。まるでモノクロ時代劇映画に登場する、人情肌の岡っ引きの親分みたい(わたし的に最高の褒め言葉)。

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