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zoom RSS 「蝉の詩」観劇 お薦めします。

<<   作成日時 : 2017/04/28 01:37   >>

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4月26日 19時 2時間15分休憩なし。
すみだパークスタジオ倉 最前列

劇団桟敷童子公演

作 サジキドウジ
演出 東 憲司

佐藤誓
 
板垣桃子 
原口健太郎 稲葉能敬 
鈴木めぐみ 
外山博美 川原洋子  
もりちえ 
新井結香 
大手忍 
深津紀暁 
升田茂

中野英樹 
井上カオリ(椿組)
みょんふぁ 

今までの伝奇ロマンと違って今回の桟敷童子の公演は、実在する遠賀川水域に暮らす人々が主人公です。父親と4人の娘の人生が巡っていって・・・・・・。
などと書き始めると、いかにものどかな感じなのだけど、実際は・・・・。
ネタバレしないように感想を書くのはすっごく難しい。
劇団のページです。
http://www.sajikidouji.com/blank-1

客入れの時
「バックの口は閉めておいたほうがいいです。」って言ってまして、なんのことだ?と思ってましたが、確かにいっぱい入ってました。
これ、是非劇場で確認してください。

空席状況、6日が特にオススメって終幕後に告知ありましたが、たとえ1席たりとも空席は勿体無い。是非観に行ってください。
2時間15分、あの椅子にぎゅうぎゅう詰めですが、全く疲労感なし。むしろ湧き上がるアドレナリンで元気になれます。
若返りの源、桟敷童子さんのお芝居!

蛇足ですが、福岡県の遠賀川って実在してます。
筑豊とか石炭採掘とか。1950年の朝鮮の戦争と日本の関係とか。
もしこれから観劇予定の若い方は、ちょっとだけ調べておくといいかも。
私は隣の県の話だし、あの時代も知ってるからすんなりお話に入っていけましたが。
(偶然ですが、数日前に見たお芝居が全く同じ年、1950年を扱っていました。そして今の朝鮮半島情勢。演劇の先進性を今回も感じました。)
女性の純潔を大事にする、儒教的な感覚が残っている時代のお話です。

ネタバレ
ネタバレ
5月7日まで公演はあります。

画像



以下ネタバレ。
ツイッターの感想などでは
「女の一代記 家族の愛憎 時代の流れ ・・・」
などなど書かれていますが、本当に見る人に色々なイメージをこれでもかこれでもかとぶつけてくるような、そんな芝居でした。
人の生き様は色々です。
死にざまだってしかり。
でも、今現代を生きる私たちより、もしかしたらもっと濃密な人生がそこにあったのかもしれない。
そして逆説的にいうなら、生きることはもっと単純だった。なにしろ、人が簡単に死んでいった戦争からまだ5年しか経ってないのだから。

野放図に、無頼に生きる父親。彼は本能のままに生きるすべを身につけているかのようで、ああした人間にはもう誰も太刀打ちできない。
無教養で残酷だけど、無慈悲ではない。
彼だけのルールで娘たちを愛していた。
たとえ本人や周りはそう思ってなくとも。
その証拠に、父親殺しの汚名を娘たちに着せることをしなかった。
どこかで断ち切ることができるだろうと覚せい剤を娘に渡す、俺だってやめられたんだからお前だって・・・。
でも、父親ほど破天荒ではなかった娘たちは父ほど強くはなかった・・・・。
見ようによっては父と全く同じ道を歩んだ長女は、途中で力尽きてしまったし・・・。

なーんてね。
すっごく面白かった〜!!
アクション大活劇じゃないですか!
確かに心揺さぶられるのだけど、すっごくエンタテイメントな部分もあって。
これまで見た桟敷童子さんのお芝居は、その暗闇の中に観客の想像力とともに完結していた、そういうイメージがありましたが、今回実際の場所(架空の場所じゃなくて)に暮らす生身の人間のお話が、むしろわかりやすさをも感じさせてました。
すっごく映像的というか。

佐藤誓さん推し、な私としては、大好きな桟敷童子さんの舞台にこうしてご登場、嬉しくて嬉しくて。当てて書かれた脚本は、たくさんのセリフ(ネイティブに話すのは至難の筑豊弁)とギリギリのアクション。圧倒的な存在感と魅力は彼ならではのもの。
ちょっとだけ贔屓目、を言わせていただくなら、彼は力が入れば入るほどそのおでこに知性が滲み出てしまう。もっともっとタガを外して欲しいところ。
対する板垣桃子さん、(劇団名物、総出の)客入れの時にみたお茶目な一面ととても同一人物には思えません。かっこよすぎる。男前すぎる。目が怖いくらいに座ってて。佐藤さんとのやりとり、永遠に見ていたかった。

あの人がお母さんとすると、やっぱり娘の容姿は父親に似るのね。

ただ一つだけ生意気言わせてもらうと、最後の拍手は違う表現の方がいいような気がします。
拍手はない方がいいと思いました。

劇中の台風は1953年。
川向こうにできたセメント会社って、麻生セメント。麻生太郎さんのお里。
映画化されるミュージカルって「ウエストサイド物語」。セリフにあった映画はみんな知ってる。
そういえば、中野さんの汗、心配です。定期的に心電図撮った方がいいかもしれません。

とっても乱暴なイメージをあの地方におもちになってしまったかもしれませんが、チロルチョコとかひよこといった銘菓も、あの土地で誕生してるんですよ。

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