色あせぬうちに心深く

アクセスカウンタ

zoom RSS 「燦々」観劇

<<   作成日時 : 2016/11/10 13:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

10月の終わりに飛び込んできたこのニュース、これはちょっと観劇前に読んでおかれるといいと思います。

 「オランダのライデン国立民族学博物館所蔵で、長く作者不明とされてきた6枚の絵が、江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(1760〜1849)の肉筆画であることが、同博物館の調査で分かった。西欧の水彩画の技法をまねた、北斎としては異色の絵。親交があったドイツ人医師シーボルトらから影響を受けた作品群とみられる。長崎市で開催中の国際学会「シーボルトコレクション会議」で22日に報告される。(西日本新聞)」

11月8日 14時〜2時間強 座高円寺 
てがみ座公演

作 長田育恵

演出 扇田拓也

出演 三浦透子

石村みか 福田温子
箱田暁史 岸野健太
横山莉枝子 実近順次

中田春介
伊東 潤
速水映人
中村シユン

加納幸和

2016年11月3日(木祝)〜13日(日) 座高円寺
出石永楽館で19、20日

以下、ネタばれです。
これからご観劇の方は、ご自身で判断してください。


画像


舞台上に大掛かりなセットはありません。
人々が竹を持って右へ左へ。
この竹、天秤棒になり、船の竿になり、新婚夫婦の初夜の寝間になります。
この竹、宙を飛びます・・・・。

そして江戸の街並みが見えてくるのです。

(もっとも、観客の想像力が少々必要かな。テレビドラマの「仁」などを思い起こしていただけるといいかも(笑)。

ひらひらと漂うオーガンジーは、時に絵画となり、時にハウスダストとなります(想像するだけでくしゃみが出そうで、出そうで)・・・。

このまま現代抽象劇を上演してもいいほどの普遍性を持っている舞台空間。演出家の心意気を感じました。


北斎の娘のお栄が主人公です。
描かれているのは、娘お栄が応為になる、その過程。
彼女の成長物語。
何の因果か、北斎の資質を受け継いでしまった娘。
うまいだけの絵師ではなく本質を見通せる絵師になるためには、見るのもはばかれるような、見なくてもいいような事もしっかりと見ていかなきゃならない。
少々ぼんやりと劇の見方を探っていたのが、夜たか蕎麦屋夫妻のシーン、おみねさんが「ありがとう。」というあのシーン(第6場、だそうですが)で、このお話にきちんと入り込めたような気がします。

登場人物がとっても素敵です。
まずはお父さんの北斎。ちゃらんぽらんなのにテンサーイ、って感じで。
演じる役者さんの個性もあってかちょっとした生真面目さも魅力的です。

渓斎英泉、この人の浮世絵素敵ですね。数も結構現存していて見る機会も多い。高円寺南のお寺にお墓があるそうですよ。

おことさんも、長屋のおみねさんもちゃきちゃきの江戸っ子感があって、庶民の力強さを感じます。
役者さんは複数の江戸の人々を演じるのだけど、そのだれもがとっても生き生きとしてて。

ただそのせいか、どうもお栄さんの個性が周りの人物に対して没してしまう感じがあるのがもったいない気がしました。彼女の成長記というより、江戸庶民の群像劇の感が少々あって。
劇の進行の中で彼女が大きく化けるシーンがあるといいなぁ、と勝手な希望です。
だんだんと父に認められるようになっていった、ということなのだろうけど、私にはもちょっとメリハリが欲しかった。
前作(「対岸の永遠」)の詩人の、人生の深淵を覗き込むほどの描かれ方からするとちょっと物足りない気がします。

花魁の登場は、見た瞬間「おお!」と思いましたが、う〜〜む、全体からするとあまりにも「色 トーン」が違いすぎて。英泉さんはとっても素敵でした。

シーボルトさんのお使いの人は、薩摩出身の長崎育ち?(長崎弁というより薩摩言葉のイントネーションです。私、長崎人)

アフタートークの日で、おっとく〜でした。
長田さんの司会が板についてきたなぁって(笑)。
速水さんの内股のお話が面白かった〜。
大衆演劇は是非観てみたい分野なのですが、どこで見られるのかよくわからない。

画像


この絵、チラシの裏側に載っています。メナード美術館に行くと観れるそうです。いつか行きたい。

(三浦透子さんて若い時の田畑智子さんに似てない?)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文

手作り予約受付中

「燦々」観劇 色あせぬうちに心深く/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる