色あせぬうちに心深く

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<<   作成日時 : 2016/05/26 15:28   >>

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 7年前に死去した母の遺品を、とうとう義妹が大量処分した。
わたしにとっては大切な思い出だが、彼女にとってはゴミでしかなく、
「じゃあ、お姉さん引き取って。」
と言われても困るので、仕方がない。
できうるなら、わたしの見えないところでやってほしいのだが、もともとそういう心配り、気遣いのできる人間ではなく、憎い姑を排除できてせいせいした、といった感がわたしの心をえぐる。

 その中にたくさんの写真があった。
もともと亡父が写真好きで、家族写真もいっぱい撮った人だったので、自然わたしも折あるごとに家族写真を撮りそれを実家に送っていた。
父はそれに丁寧に注釈をつけ、大切に保管していてくれた。
大慌てでその写真の束を「ゴミ」のなかから救い出し、手元に戻すことができた。

東北の震災の時、1枚1枚写真をゴミのなかから拾い出し、きれいにするボランティアがあったと聞く。
わたしがもし今後そうした機会があれば、積極的に参加したいと心から思った。

 最近手に入れた高峰秀子さんの著書。
ブックオフで購入、中古、古本だがとても状態が良く、1度読んで売ったのだろうと思う。
そのなかに、1枚の写真が挟まっていた。
自宅前で撮ったのだろう、中年の婦人が2人。
お友達だろうか。
これ1枚しかない写真じゃないだろうか。
きっと所在を忘れてしまって探し回ったに違いない・・・・。

いろいろなことを思ったが、持主を探し出すすべもなく。
この写真のことを自分の心から追い出すために、わたしはそれを捨てた。

ありがたいことに、いまのわたしに捨ててしまいたい写真はない。いい記念写真ばかり。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お母様のお写真、お手許に残せて何よりでした。
義妹様、もう少しこちらの気持ちを思いやって下されば、と思いますが、写真だけでも救い出せたのは良かったですね。
写真ボランティア・・・、一生懸命に家族の写真を探す被災者の方々の姿、心に残っています。
写真は、大切な人と過ごした大切な時間に、瞬時に連れて行ってくれますね・・・。
「いい記念写真ばかり」・・・素敵です ^^
美しいエッセイ、有難うございました。
uberyuko
2016/05/26 18:41
ありがとうございます。
義妹のことでカリカリするのは止めましたので、案外と気持ちは落ち着いています。
彼女もわざとじゃないんです。それだけが救い。

写真
いっぱいあると記憶がそれに縛られる、という向きもあろうかと思います。たしかに枚数あればいいというものではないけれど、あったらあったで楽しいです。
MEGUMI
2016/05/27 01:27

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